PET-CT
PET(Positron Emission Tomography)は陽電子放射断層撮影といい、新しいがん検査方法の一つとして注目されている検査です。微量の放射線を出す薬を注射し、その分布を画像にすることで、がんの早期検出や転移、再発の有無、がんに対する治療効果の判定や、従来の検査ではわかりづらかった病巣の検索に有効な検査です。

島津製作所製 PET-CT 装置
PET-CTで得られる画像例
薬剤が集まる様子を撮影するPETと臓器の形状を撮影するCTを組み合わせ、一度の検査で両方の画像を重ねて表示することで、診断精度が向上します。
検査の流れ
- 検査前日
夜21時以降はお水以外の飲料水・食べ物の摂取を控えてください。 - 検査当日(検査前)
朝食を控えてください。検査薬を注射後、専用のお部屋で、1時間安静に過ごしていただきます。 - 検査
撮影は約30分で終了いたします。
保険適応について
健康保険の適用を受けるには、いくつかの適用条件が必要となります。保険適用となる場合は、他の診療と同様に被保険者3割または1割負担となります。適用外の場合は自費診療の扱いになります。詳しくはご相談下さい。
PET検査
- 悪性腫瘍(早期胃がんを除く)
- 悪性リンパ腫
- 血管炎
- 難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者さん
- 虚血性心疾患による心不全のうち、心筋組織のバイアビリティ診断または心サルコイドーシスにおける炎症部位の診断が必要とされる患者さん
PET-CT検査
- 悪性腫瘍(早期胃がんを除く)
- 悪性リンパ腫
- 血管炎
- 難治性部分てんかんで外科切除が必要とされる患者さん
委託検査・PET検診
当院は、地域がん診療連携拠点病院として、他の医療機関さまからの委託検査や、健診センターでのPET検診も行っております。